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つごもり

つごもりって、耳慣れない言葉やろけど、おおつごもり、ちゅうたら、ピンとくるかなぁ。

おおつごもりは、おおみそかで、つごもりは、月末のこと。

でな、私は、つごもりって聞くと、細い細い月が夜明け前の東の空に浮んでるのが、見えるような気がするんや。
この言葉ができた頃は、太陰暦で、月末は新月の直前のはずやからな。

東の空が白んでくるにつれて、細い月はだんだんに光を失って
やがて、夜明け前の空に、溶けるように消えていき
続いて、朝の光がやってくる

昔、昔の人は、そんな光景を見て、何を感じたんやろ。

そして、数日もしたら、日没後の西の空に、細い細い月を見ることになる。
でも、その光は、鋭く金色に輝いて、はるかに力強い。

つごもり・・・月がこもる・・・
光の弱まった月は、どこかでゆったりと休息して、新たなエネルギーを得て、生まれ変わる。

つごもり・・・なんとも素敵な言葉やなぁ。

時々、星占いでホロスコープを見て、太陽と月がくっついてる人に出会うことがある。
太陽と月のコンジャンクション・・・
星占いでは、いろいろと言うけれど、あれこれ考える前に、私のまぶたには、あの光景が浮かぶ。

そして、昔、昔、星占いが生まれた頃、
その時代の人も、やっぱり、あの風景を固唾を呑んで見守っていたのでは、と思う。
こんな空の日に生を受けた赤ん坊は、特別な物を授けられいるに違いない・・・そう、感じたのやないかと思う。

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天神橋筋商店街

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あの日本一長い商店街、天神橋筋商店街のはずれ辺りで、お昼ご飯を調達することが結構あるんや。

一番よう行くんは、パン屋さんで、家族経営らしく、店舗の奥が調理場になってて、大概、そこで、お父さんと思しき人が、パンを作ってはる。
レジを打つのは、だいたい、お母さん(たぶん)で、時々、高校生ぐらいの娘さん(たぶん)が出てきはる。お二人とも、手早い、手早い。

ここの魅力は、何より、安くておいしいこと。
昔ながらの三角のサンドイッチは、大体180円ぐらいで、これにもう1個おかずパンをつけると、私などは、満腹になる。本日のお昼ご飯は、300円なりってなもんである。

店の壁には、営業時間は午前5時からってある。

そこから、少し行ったところには、お豆腐屋さんがある。
ここは、天ぷらやおにぎりなんかも売ってて、これも丁度いい、お昼ご飯になる。
いわしの天ぷらとかき揚げと・・・ってふうに選ぶと、時々、おまけで、獅子唐を揚げたのなんかをつけてくれたりする。
ご飯ものもつけて、代金は、やっぱり300円台。

子どもの頃に、お豆腐屋さんって、朝早いし、水は冷たいし、辛抱づようないとでけへん商売やって聞いた。
この場所に、お店を構えてどれくらいなんやろう・・・利の薄い商売なんやろうか。
お釣りをくれはる、おばちゃんの手は、働き者の手で、笑顔には、なんとも品がある。

さらに、もうちょっと行った所には、お好み焼き屋さんがある。
ここのおじちゃんも、もう、どれくらい、お好みや焼きそばを焼き続けてはるんやろか。

このおじちゃんのすごいとこは、手の動きがなんとも優雅なこと。
こういったお店では、ものすご手早いことは当たり前ちゅうたら、当たり前なんやけど、おじちゃんの手は全然、急いでるように見えへん。
なのに、いつの間にか、焼きそばもオムそばも出来上がってる。

私は、だいたい、持ち帰りで、オムそばを頼むかな。もちろん、500円でお釣りがくる。

ここらへんで、お昼ご飯を調達すると、まだまだ、がんばらなあかんなって気持ちになる。
そんでもって、「まいどあり」って、品物を渡してくれるお店の人から、元気をもらうことになる。

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ハワイにて

だいぶ前に、ハワイに行った時のこと

テレビの天気予報が、今日も、晴れて暑いでしょうと言っていた(たぶん)。

画面を見ると、地図の上にずら~っとお日様マーク。それが、サングラスをかけている。

う~ん、さすがハワイ!と思った3秒後、私の口から出た言葉は・・・

あんたらが、グラサンかけて、どないするつもりやねん!

海の向こうにいても、大阪のおばちゃんは、大阪のおばちゃんなのでした。お粗末。

PS.ハワイの天気予報のお日様マークは、今でもサングラスをかけているのでしょうか・・・

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