トップひとりごと>その20

聖杯6

  ウィキペディア(英語)の聖杯6のページ

聖杯6って、あのユーミンの「卒業写真」 (歌詞はこちら) にちょいと似たとこあるかなぁ。

つらいことがあった時なんかに、一人になってから、遠い昔のことを思いかえしてみる。
思い出の中のあの人は、いつだってやさしい目をしてるんや。

私も、あの頃の私に帰って・・・
あぁ、あんな話をしてなぁ、
あの時、こんなこと伝えられたら、よかったんやけど
彼は、あんなことを思ってたんかなぁ・・・って

そやけど、ちゃんとわかってるんや。
現実のあの人と、心の中のあの人の残像は別もんで、心の中のあの人は、私の心の中だけに住んでるってな。

そやから、今のその人に会いたいか、ちゅうたら、それはちょいと違うんや。
ほんまのその人に会ってしもたら、私の心ん中の大切なもんが壊れてまいそうで。

そやなぁ、場合によっちゃ、ほんまに、その人は、今、あんたといっしょに暮らしていたりして。

それでも、私の心の中の方のあの人の残像に会いたくなる時・・・
もちろん、今の自分も、そこそこ幸せやって知ってはいるんやけど。

たとえるなら、オルゴールのついた宝石箱をこっそり開けてみるような気持ち。
ひととき、そこにある特別なものに触れてみたくって・・・

いつまでも浸って、振り向いてばかりいるほど、乙女チックやないつもりやけど。

あんたは、どんなふうに、心の中の残像や遠い昔の思い出と付き合ってるんかなぁ。

 このページの先頭へひとりごとのトップページへタロットのページへ

続・月と金星

前に、月と金星が大接近した時のひとりごとにも書いたんやけど、夕空を見るのん大好きなんや。

そんで、その日は、東の空に全然、雲がのうて、まんまるな月が昇ってくるのんが見えたもんやから、そのことをメールしたんや。

そしたら・・・

あんなに仲がよかったヴィーナスと、遥か遠く離れてしまっているのが何だか切ないって

返信をくれた人がいたんや。

普段、ホロスコープを見ては、この星の位置がどうの、とか、この星とこの星の角度がどうの、とか、そんでもって、こうこうこういうもんを授けてくれてるんやで、とか言ってばかりいる私やけど・・・

いろんな星がおっきな天球の道を
急ぎ足になったり、立ち止まってみたり、時には、後戻りしながら、
それぞれのペースで、旅してるって、思ってみてもええんかもな。

旅の途中で、他の星に出会い、しばらくの間、いっしょにすごし、そのうち離れて、遠くから向かい合い、そして、いつかまた、めぐり合う。

空が厚い雲に覆われる日にも、その向こうにはちゃんと月はいて、また、いつか、金星と再会できる日を夢見ながら、旅を続けてるって、思ってみてもええんかもな。

 このページの先頭へひとりごとのトップページへ

しっぽブラシ~怒るってこと

喜怒哀楽の中で、だけが悪いもんのように扱われてるようで、ちょいと気になるなぁ。
まぁ、私は、沸点低めやから、よけいにそないに思うんかも知れへんのやけど。

もちろん、四六時中、怒ってばっかりいるんを勧めてるわけやないで。

そやけど、どない考えてもそれは間違ってると思う、私には受け入れられへんってことはあると思うんや。
そんな時に、何事もなかったかのように黙って耐え忍ぶのが美徳・・・みたいな考えには賛同でけへんで。

もちろん、冷静に論理的に、他の人にも受け入れやすいように、なんで、そんなふうに思うんかって説明できるのに越したことはないで。

そやけど、悲しいって気持ちが簡単に説明でけへんのと同じで、腹が立つって気持ちも簡単に説明でへけんこともあるやろ。
そんな時、怒るんは悪いことやからって、その気持ちをただただ抑えてしもて、ええんやろか。

たとえ、足ががたがた震えてても、声が上ずってしもても、私は、そういうのん許されへんって叫ばなあかん時はあると思うで。
自分にとって大事なもんを守るために、な。

この猫は、私のまわりでは、「しっぽブラシ」って呼ばれてるんや。
ちょいと理不尽なことがあってな、腹たって腹たってしょうがない時に、いたずら書きしたんや。
「私は、本気で、怒ってるんやで」ってな。

私の代わりに、全身全霊で怒ってくれてるんや。
そやから、なかなか上手に怒ることのでけへん私にとってのお守りのようなもんで、時々、机の上に飾ってるんや。
ひょっとしたら、私以外の人にもご利益あるかなぁ。

うまいこと、怒れますように・・・

 このページの先頭へひとりごとのトップページへ