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朝青龍関

1980年9月27日、午前9時、ウランバートル
(モンゴル)生まれ

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KNeko;おばちゃん、朝青龍関、占うん。そやけど、酔って、人を殴るなんて、私はいややなぁ。

おばちゃん;私かて、酔って暴れる人は、ややで。しかも、お相撲さんがそんなんするって、最低や。
でもな、朝青龍関がものすご強いお相撲さんやったんは、間違いなしやし、また、格闘技でスターになるだけの素質を持った星してはるんも、間違いなしやで。

KNeko;スターになる素質って?

おばちゃん;まぁ、あわてんと順番に行こうか。やっぱ、スポーツ、特に闘争心が重要になるようなスポーツでは、火星が見逃されへんで。なんたって、エネルギー、行動力、決断力、ファイトの星やからな。朝青龍関は、その火星が、一点にものすごいパワーを集中させることが持ち味のさそり座に入ってるんや。これは、まさに、ファイターの配置やで。

KNeko;ふむふむ。

おばちゃん;それから、太陽と厳しすぎるぐらい厳格な星、土星がコンジャンクションなんも、ポイントが高いで。こつこつと地味な努力を続けられる人なんや。下積みの苦労も、乗り越えてこその栄光やからな。

KNeko;そっか、おばちゃんお得意の華やかな姿の裏には、汗と涙かぁ。

おばちゃん;そんでもって、金星がしし座なんやなぁ。

KNeko;えっ、おばちゃん、格闘技やってる人に火星や土星が大事なんはわかるけど、なんで、楽しみごとや娯楽を司る金星?

おばちゃん;あぁ、格闘技って勝負事であるんと同時に、それをわくわくして見てるお客さんあってのもんやろ。相撲だって、興行なわけや。そこでな、人の印象に強く影響する金星は、周りの人をどんなふうに惹きつけるかってことで、なかなか大事なんや。
金星が王様の星、しし座ってことは、華があるってやつや。堂々とした強さ、大きさを感じさせて、知らず知らずのうちに、人の注目を集めるんや。カリスマ性、スター性を感じさせるで。
それから、この金星に対するアスペクトも面白いんや。

KNeko;あれっ、さっきの火星とスクエアやんか!?

おばちゃん;あぁ、スクエアやから、緊張感はあるかもな。そやけど、激しく強い星同士の組合せやし、ある種の熱さを感じて、私は悪ないと思うで。かえって魅力的なぐらいや。冥王星とのセクスタイルも、熱い感じやなぁ。
で、夢、幻の星、海王星とトラインなのは、面白いとこやな。実は、ロマンティックでやさしいとこも隠し持ってはるってことや。なかなか面倒見もようて、本来、強きをくじき、弱きを助けって人なんかもな。
そんで、天王星かぁ。

KNeko;あれっ、おばちゃん、いつも天王星が出てくると、奇想天外の星とか言って、すごいうれしそうにしてるのに、今日は、微妙な顔して。どないしたん。

おばちゃん;いや、まあなぁ。この天王星、金星とスクエア、火星とコンジャンクションで、なかなかの影響力持ってるんや。そやから、常識の枠にはまらないとこは、朝青龍関の持ち味の一つや。
そやけどな、相撲って、伝統が、しきたりが、品位がって世界やろ。今、相撲協会が世間の批判の目にさらされてるとこやから、その尻馬に乗るような気がして、ちょいといやなんやけど、あの力士暴行死亡事件とか、役員選挙を巡る一連のごたごたとか、しゃれならへんって思うで。信義のないもんが、勝負事を司ってどないすんねん。
そもそも、古今東西を問わず、格闘技が熱狂的に愛されてるんは、どんな出身であっても、鍛え抜かれた肉体ひとつで、どんな夢も掴むことができるからってとこあるやろ。それがなんやねん、親方株がどうのとか、一門がどうのとか、ええかげんにせえって言いとうなるで。

KNeko;お、おばちゃん、ちょっと落ち着いて・・・。

おばちゃん;私は、いつも、落ち着いてるで。
そやけど、朝青龍関のような天王星が効いてて、心のどこかに強きをくじき、弱きを助けって部分がある人にとっては、今の相撲協会は相当、居心地の悪い場所やったと思うで。そういう時の天王星は、反逆児ってふうになってくとこあるしな。間違えても、唯々諾々とした態度、取れる人やないからな。
それに、感情を司る月は、おうし座で、ノーアスペクトや。本来、ゆったりした居心地のいい環境で、自分の感覚を休めるのが不可欠なタイプの人なんやけど、そういう自分だけの時間をすごすのんも難しかったんかも。そうすると、ますます、余裕をなくして、追い込まれていた状態に置かれてたんとちゃうかな。それから、てんびん座生まれやしな。

KNeko;てんびん座?

おばちゃん;てんびん座は、どんなタイプの人とでも、そつなく付き合って、ゆるやかに人をつないでいくような特性の星座なんや。いろんな価値観を許容するような感じや。これもまた、凝り固まった一つの価値観しか許さないような世界とは、ずいぶん、相性が悪かったんとちゃうかな。
格闘家としての優れた才脳を授かってる人だけに、その舞台となる世界との相性が悪いってのは、しんどかったと思うで。当然ながら、相撲協会の持つ文化とは、全く無縁のところで生まれ、育ってきた人やしな。
彼の引退の直接の原因になった事件は、もし、言われてることがほんとやったら、人としても、いかがなもんかって思うけど、他の件の中には、しきたりや先入観でかちかちになってる人からみたら、けしからんってなっても、人として、どうこうちゅうのは、そんなにないように思えるんや。

KNeko;うん、そっか。彼のいわゆる非行は問題やけど、勝負の世界での朝青龍関の姿は、好きやったって人も、ずいぶんいるみたいやで。

おばちゃん;でも、こうなってしもた以上、全てすんだことや。どうであろうとやってしもたことには、責任取らんとな。
朝青龍関は、まだまだ若いんやし、一からやり直すつもりで、新たな世界で、がんばっていってほしいもんや。果敢な行動力や忍耐力と、先入観に囚われず、いろんな価値観を許容する広さと、弱い立場の人にやさしくできるハートを授かった人やからな。

KNeko;モンゴルの大草原と大空のような、大きな、大きな世界でってか。