万城目 学 さん

1976年２月27日生まれ

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KNeko；万城目さんの書く小説って、あのジャンルはなんて言ったらええん？
読んでるうちに、なんか予想の斜め48度あたりに物語が展開していって、起承転、転、転、転･･･って。奇想天外なんやけど、ＳＦのように尖ってなくて。柔らかで大きなもんに包まれてるような感じがして。そうそう、包まれてるちゅうより、狐につままれたって言った方がええ？

おばちゃん；おっ、KNekoちゃん、結構好きなんや。私も好きやで。プリンセス・トヨトミは大阪やし、鴨川ホルモーは京都、鹿男あをによしは奈良で、なんか日頃見慣れた風景の向こう側に、ほんまにあんなんありそうって思わせるとこがあって、ええんやわ。ありえないちゅうたら、ありえないんやけど。それもまた、壮大なほら話に乗せられてる楽しさかいなぁ。

KNeko；そうそ、私な、プリンセス・トヨトミのせいで、大阪城がプロジェクションマッピングされた時、変な気分になってもうたんやわ。とんでもないもん、出て来るんちゃうかって。

おばちゃん；ははは。
でな、星の方も、すごいで。これ、こんなんありかいな!?ちゅう万城目さんのストーリー展開と同じぐらいインパクトあるで！

KNeko；えぇ!?そんなにすごいかい!?
普通にうお座生まれで、みずがめ座にも星があるだけのように思うけど･･･。あっと、太陽が天王星とトラインで、海王星とはスクエア、そんで、えっ？ちょっと？これ？
じわじわ来るわ！おばちゃん！

おばちゃん；やろ。ほんま、そのまんま万城目さんって感じせえへんかい。

KNeko；いやぁ、ここまで、うお座、みずがめ座、天王星、海王星、冥王星って来る人もちょっとおらへんのちゃうん。
12星座やったらやぎ座で、10惑星やったら土星で、一応の完成形、秩序だってきっちり物事が回るって感じで、そっから先は、その秩序を越えていくもん、って感じやけど、ここまで秩序の向こう側の星ばっかりやったら、どないなるんやろ。

おばちゃん；世の中の常識とか秩序の壁を頭脳で超えていこうとするんがみずがめ座、ハートで超えていこうとするんがうお座やとしたら、万城目さんは、心もハートも生まれついての秩序の向こう側や。もとから、誰も思いつかないような発想でいっぱいって感じやけど、そういうとこをどんどん磨いていったら、びっくりするような世界が生まれてきても不思議ないで。
っと、騒ぎすぎたから、少しは星の解説と行こうか。

KNeko；そやね。
まずは、うお座生まれ。柔らかな感性を持った星座やけど、その太陽は、ルーラーの夢幻の星、海王星とスクエア、奇想天外の星、天王星とは、ほぼ誤差なしでスクエアやね。
でっ、月、金星、水星と並んでみずがめ座。おっと、月は日付が変わってすぐに生まれてはったらやぎ座かも知れへんけど、もう、ここは絶対！みずがめ座！あの作品にやぎ座は似合わへんで。

おばちゃん；おいおい。そこまで言うか･･･。私はやぎ座もありやと思うんやけど。これだけすごいもん持ってて、一見、真面目でお堅い空気をまとってるって最高やない!?

KNeko；って、おばちゃん･･･。
まぁ、月のことは置いといて、みずがめ座の水星は、ただでさえ、常識に縛られない頭脳の鋭さバリバリの位置やね。そんで、今度は、ほとんど誤差なしで海王星とセクスタイル、冥王星とはトラインやで。金星も天王星とスクエア、冥王星とトラインや。
あ～、びっくった。ほんまに、うお座とみずがめ座のたすきがけのような配置やわ。

おばちゃん；ははは。
そやけど、これからも万城目さんがどんなもんを生み出していきはるか、ごっつい楽しみやで。他の誰にもつかみ切れないようなもんを感じとって、形にすることのできる配置やからなぁ。

KNeko；さて、ここまで、うお座＆みずがめ座で騒いだんやったら、他の星のことも言っとかな。
行動の星、火星はふたご座で、木星とセクスタイルなんやね。フットワークがとても軽くって、面白そうと思ったら、ぱぱぱっと行動に移しそうな感じやなぁ。

おばちゃん；そやなぁ。ちゃう見方をすると、万城目さんは、うお座生まれやけど、風のエレメントが相当に強いとも言えるやろ。
とびっきりの感性を持ってはるけど、どっか、さらっとして知性的な香りがするんや。つかみどこがないって感じかもな。

KNeko；火のエレメントにも縁が薄いし、目立たない印象かも。ただし、知り合いになったら、この人の中には別の宇宙があるんちゃうか！ってぐらいインパクトあるやろけどな。