百人一首

学生時代、国語は苦手やった。
でも、冬休みの宿題で百人一首が出た時は、わりに真面目にがんばったんや。
昔、昔の和歌に出てくる恋の世界が、ちょいとおくてやった私には、すっごく魅力的やったせいやけどな。

こんだけ世の中が変わっても、和歌・手紙・メール(そんでLine!?)はやっぱり大事な恋の小道具や。

タイプやなぁと思った人に、なんでもないふりをして、内容や絵文字にまで、ごっつい気を入れたメールを送ってみたり
待ちわびてた返事が来て、うれしくてたまらへんのやけど、すぐに返事するんをぐっと我慢してみたり
デートの後、楽しかった、また、会いたいって送ってみたり

なんか、変わらへんもんがあるんとちゃうんかなぁ。

で、私の一番のお気に入りは、この歌や。

忘れじの ゆくすゑまでは かたければ
 今日をかぎりの いのちともがな
   儀同三司母
(ぎどうさんしのはは)

<大阪のおばちゃん流の意訳>

私、わかってるんや
恋心は移り変わってくもんで、先のことなんか、ちっともあてにならへん
永遠の恋なんて、ほんまは、ないんやろ

それでもな、あんたは私のこと、これからもずっと好きやって言ってくれた
たったそれだけのことが、ごっついうれしかったから

今の私には、明日のことは、どうだってええんや

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