鳥山明 さん

1955年4月5日生まれ

おばちゃん;ちょいと乱暴な言い方かも知れへんけど、少女漫画の王道が水のエレメントの世界なら、少年漫画の王道は火のエレメントの世界やって気がするんやなぁ。スポ根とか、バトルもんは、まさに、火のエレメントって感じやもんな。

KNeko;そうすると、火のエレメントが強い人は、少女漫画より少年漫画が向いてるん?

おばちゃん;自分の持ち味を活かして作品を描くんやから、そんなとこはあるかもな。
それと、火のエレメントの強みの一つは、やってみたいという気持ちが、すぐに行動に結びつくとこやな。そこで、こんなことやって何になるんや、とか、成功できる人は、ほんの一握りやとか、辞める理由をいろいろ考える前に、手足が動いてまうんやろな。

KNeko;う~ん。辞める理由かぁ。それを言われると、私なんか耳が痛いわ。

おばちゃん;鳥山さんは、パイオニアで、冒険心に富んだおひつじ座の生まれやろ。道なき道でも、ジャングルでも、前へ進もうというエネルギーにあふれた星座や。しかも、木星がスクエアになってるから、ええやん、ええやん、行ってみようって、楽天的でもあるやろな。他人から見たら、ちょいと、お気楽すぎへん?ってふうかもな。
でもな、漫画家を志すってことは、ある意味、冒険やろ。そしたら、こういう部分は、大切なんやと思うで。

KNeko;何事もチャレンジ精神なしには、始まれへんってこっちゃね。

おばちゃん;うん、そのとおりや。
まぁ、もちろん、火のエレメントだけでは、漫画家であり続けることはでけへんけどな。
火のエレメントの強い人は、転機が来そうな時、次の可能性を見つけて、それを追いかけようとするんや。この可能性探しの枠が、時には、一旦落ち着いた居場所以外にも向くこともあるやろ。もちろん、これは、よくも悪くもで、ひとところに留まるタイプがええんか、可能性探しを続けるタイプがええんか、とか言うもんやないで。それぞれのタイプに、それぞれの持ち味があるってことやろ。
それとな、KNekoちゃんが、お菓子を食べながら、一瞬で読み飛ばしてまう漫画の1ページには、いったいどんだけの時間とエネルギーが詰まってると思う?締め切りに追われて、徹夜は当然って世界やろ。なのに、今度は、早く続きを出さんかい!ってむちゃ言ってたりするしな。
週刊で連載するような漫画家さんは、こういう地道で苦しい作業もくぐりぬけていかなあかんってことやろ。そこで、辛抱強くがんばりぬく力は、火のエレメントの強さとは、また、ちょっとちゃうと思うんや。

KNeko;いや、私だって、コミックスを大人買いして、徹夜でまとめ読みしたりするでぇ。

おばちゃん;だから、そういう話やのうて、がけっぷちで、よそ見したりせず、どこまで留まろうとするかってこっちゃ。そんで、そこで、がんばれるかってこっちゃ。
鳥山さんの場合は、おうし座の火星を囲んでできてるTスクエア、あの三角定規みたいな配置やなぁ。

KNeko;おうし座の火星?

おばちゃん;うん、おうし座の火星は、機敏にチャンスをつかむのんは下手くそやけど、石の上にも三年っていうような粘り強さには、定評があるで。そこに、責任感のかたまりの土星と、苛烈なまでのパワーの星、冥王星が絡んでくるわけやから、一旦始めたことは、何がなんでもやりとげようとする力も相当なもんや。決して、お気楽なだけやないんや。

KNeko;う~ん。

おばちゃん;あはっ、それとおひつじ座とおうし座の星が効いてることからしたら、もんのすごいマイペースやろな。ものすごい勢いで、仕事に取り掛かったり、じっと何かを観察していたり・・・そういうモードに入ってる時は、他人のことはお構いなしや。ひたすら自分の作品を追求する感じで、職人肌かも。

KNeko;漫画は、ある意味、伝統工芸的なんかもね。

おばちゃん;あと、おとめ座の月も几帳面で真面目な感じやなぁ。
そうそう、忘れちゃいかんのが、美的センスのよさや。これは、うお座の金星が授けてくれるもんが大きいやろな。12星座の一番最後の星座、うお座は、繊細で、豊かな感受性、芸術的センスを持つ星座で、そこに美を司る金星があるわけやからな。

KNeko;そういえば、Dr.スランプのタッチなんか、シンプルやのに独特で、まとまった感じがしたもんなぁ。どんなコマをとっても、そのまま、ポスターになりそうで・・・。

おばちゃん;あぁ、そうやったなぁ。鳥山さん、ゲームのキャラクターのデザインもてがけてはるんやってね。連載漫画でも、印象的なキャラクターのデザインをする方やったもんなぁ。
ドラゴンボールもええけど、私は、Dr.スランプの絵を初めて見た時の衝撃を忘れられへんねん。これからのご活躍を楽しみにしてるで。

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