樋口一葉 さん

1872年5月2日(明治5年3月25日)生まれ

KNeko;おばちゃん、また、おかしいこと考えてからに。お札の人かいな。

おばちゃん;おいおい、もうちょっとましな言い方ないんかい。彗星のように駆け抜けていった女性文学者とかなんとか。

KNeko;そういえば、恋の話も有名やね。そして、ほんまに若くして亡くなられたんやっけ。って、何、この星!?

おばちゃん;へへへ、なかなかにインパクトのある星やろ。

KNeko;まったく、おばちゃんは、こういうの大好きなんやから・・・。バリバリのおうし座生まれで、金星はおひつじ座。でもって、このおひつじ座の金星がいろんな星からこれでもかってアスペクトを受けてて、Tスクエアの一角になってるか・・・。

おばちゃん;うんうん。

KNeko;ほんまにすごいTスクエアやな。金星に対し、厳格な土星がスクエア。土星と反対側に保護・拡張の星、木星と奇想天外の星が来てて、これがスクエア。でもって、夢幻の星、海王星はコンジャンクション。
もともと、情熱のまま駆け出していくようなおひつじ座の金星やけど、土星のスクエアのせいで、自分で自分を押さえ込もうとするようなとこもあるんかなぁ。そやけど、木星&天王星は、何でもアリ!みたいな感じで、おひつじ座の金星をたきつけそうやし。

おばちゃん;ははは。

KNeko;結果的には、いったん、躊躇するとこがあるだけに、より一層、ばんと情熱のまま飛び出して生きそうな感じするわ。海王星とのコンジャンクションは、ロマンティックな感じするし。
よう考えたら、当時の女性で恋の話が残ってるって、ぱっと表に出る派手な恋をしたってことかもな。

おばちゃん;あんた、さっきから恋の話ばっかりやな。まぁ、情熱にあふれた恋をするタイプではあったやろな。
そやけど、金星は、恋愛だけの星やないで。意外に普段の姿にも影響が強いんや。ちょいと負けず嫌い、勝気で自分から前へ出て行こうとすることがあったんとちゃうかな。
他の星が、じっくり型なだけに、この金星の働きは貴重やったかもな。前に出ようとする星があってこそ、才能が世に知られるようになるわけやから。

KNeko;樋口一葉で勝気な女性と来ると、たけくらべの美登利かなぁ。

おばちゃん;そやけど、彼女の本質の方は、おもいっきりおうし座やで。おうし座生まれのとこに加えて、知性の星、水星、行動・実行力の星、火星がおうし座やから、何事かに本気で取組もうとすると、じっくり型のおうし座のとこが色濃く出てくるやろな。
そんで、やっぱり、この火星な。爆発的なエネルギーの星、冥王星とコンジャンクション、やや誤差はあるけど、真面目で厳格な土星とトラインやからな。

KNeko;機敏さはないけど、いったんやりだしたら、てこでも動かないちゅうとこに、鍛錬、鍛錬ちゅうふうに弛みない努力を課してくる土星と、底なしのエネルギーを持つ冥王星が加わるわけやもんな。こういう星を持った人が、じっと机に向かって文章を綴ってるって静かな凄みがありそうやわ。もくもくと・・・ちゅう感じかなぁ。

おばちゃん;そやなぁ。物語を作り出すって、才能のきらめきだけやのうて、それを形にするために、ものすごい忍耐力が必要やからな。おうし座と土星、冥王星の連合軍は、その点ではかなりのもんやで。

KNeko;うん、確かに。あと、おうし座集中とこのTスクエアからすると、本質的にマイペースやろな。付和雷同ちゅうのとは対極みたいな星やわ。

おばちゃん;さて、月はどっちやと思う?に行ってみよか。

KNeko;えっ、うお座の月で決まりとちゃうん。豊かで繊細な感受性を授けてくれる位置やし。特に、おうし座とコンビを組んだら、女性的な美しさを感じさせて、なかなかに素敵やと思わへん?人の心にす~と残る作品を生み出すには、もってこいやで。

おばちゃん;でもな、日付が変わってすぐに生まれてはったら、みずがめ座の月の可能性もあるんやで。先例に囚われず、先進的なもんを求める自由なとこちゅうのも、ありのような気、せえへん?何より、彼女は先駆者やからな。貧乏暮らしの中で、女性が筆で生活を立てようとする発想自体、びっくりもんのようにも思うんやわ。

KNeko;そっか、それもありかなぁ。そやけど、彼女、おひつじ座の金星に天王星がスクエアでもあるからな。パイオニアとして思い切ったことする面は、こっちからも出てくるんとちゃうかなぁ。
私は、やっぱり、美しいイメージのうお座の月やなぁ。

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