ルートヴィヒ２世 さん

おばちゃん；さぁて、今回は、ルートヴィヒ二世さん、占うで。

KNeko；え～と、ルートヴィヒ二世って･･･う～ん、私、世界史あかんかったんや。

おばちゃん；まぁ、あんまり世界史には出てきはれへんで。
ドイツにロマンティック街道って、きれいなお城がいっぱいの観光地あるやろ。あぁいうお城を建てた人や。

KNeko；あっ、ディズニーランドのお城のモデルになってる、あれ！
そうそう、中世風のきれいなお城にあこがれて、夢見がちで、狂王って呼ばれてた王様！
そうすると、星の方もかなりエキセントリックやったりして･･･。

おばちゃん；まぁ、星はその人の魂の癖みたいなもんを示してて、その人がどんな人になりどんな人生を送るかは、後天的なもんの影響も大きいもんや。特に、王様ちゅうのは、どないしても特殊な環境で生まれ育つもんやからなぁ。

KNeko；おばちゃん、ごたくはええから、星、見てや。
ありゃ、おとめ座なん!?しかも、水星、金星も？特に、水星は知性の星で、おとめ座のルーラーでもあるやん。そしたら、ものすご純度の高い、おとめ座やったってこと？

おばちゃん；そやで。

KNeko；おとめ座ってちょい意外やわ。夢見がちで、綺麗なモンにあこがれて、となるとうお座とか、水の星座のイメージやったんやけど。ちゅうか、全然、水の星座ないやんか!?
え～、なんか、むちゃくちゃ意外！

おばちゃん；まぁ、正直、言うと私も意外ではあったんや。
ただ、夢幻の星、海王星は空の一番高い位置、10室の境界線のとこにあるから、それなりに影響力はあるで。それとな、誤差の取り方によっては、おとめ座の水星、海王星＆火星、冥王星でヨッドになってるで。

KNeko；そっか･･･。
それでも、しっかり、おとめ座の水星やん。なんか、おとめ座の水星って、知性の中の知性ってイメージあるだけに、なんかなぁ。
確かに、おとめ座は、繊細なイメージもあるけど。

おばちゃん；そやな、どう見ても、勇ましいこと、ちょっと血なまぐさいような男らしさとは無縁の星やで。水のエレメントにも縁が薄いけど、火のエレメントにも縁薄いやろ。

KNeko；行動の星、火星もみずがめ座で、海王星とコンジャンクションやもんなぁ。男らしいって感じはあんまり･･･。
いや、でも、これ、冥王星とセクスタイルでもあるから、とんでもないエネルギーを秘めてるってことやん。
かえって、誰も思いつきもせえへんかったようなことをおっぱじめるって感じ。常識に縛られないみずがめ座に海王星の力が加わるんやもんな。って、場所は、さっき言ってたとおり、空の一番高いとこやったっけ。しかも、冥王星ってエネルギータンクも隠し持ってるんか。
う～ん、王様やから、殿ご乱心！って家臣には思われてるかも。

おばちゃん；繊細やけど、何を考えてるか、何を始めるか、わからへんってタイプやったかもな。そういう人が権力を持ってると･･･。

KNeko；お城作りに凝ったり、破格の待遇で、芸術家を招いたりして、周りの家臣は目を白黒って。そんで、自分の世界に入ってる時は、誰にもとめられへん、そういう時だけは、むちゃくちゃ頑固やったり。この火星、侮りがたしやで。

おばちゃん；凝り性なんは、おとめ座もやからな。おとめ座の知性は、大局的に全般をみわたして･･･ちゅうより、ミクロに入り込んで、根本のとこから追求するって方に働きやすいからな。ピュアなとこあるから、気にしいのわりに、世間でどう思われるかとかより、自分にとっての真実を優先しようとしたりな。

KNeko；そうすると、かなり純度の高いおとめ座のとこにみずがめ座の火星を巡るアスペクトがあったら、なんちゅうか、どこへ飛んでくかわからへんちゅうか。
知性派の星座同士の組合せなのに、なんや不思議やなぁ･･･。
ありゃ、月はふたご座なんや。

おばちゃん；うん？

KNeko；いや、12星座で知性の星座って言うと、おとめ座、ふたご座、みずがめ座やん。この王様、火星までの５つの星が、全部この３つの星座に散らばってるんや。
なんかどこまでいっても謎な感じ、一見、おとなし目に見えて、何をしでかすかわからへん。知性派の星座が生み出した謎は、底が見えへんのかも知れへんで。