マイケル・ジャクソン さん あの人は ☆彡 1958年8月29日、午前10時、アメリカ、インディアナ州、ゲイリー生まれ おばちゃん;彼の突然の死には、私も、ほんま、おどろいたで。 朝、寝ぼけてたら、ニュースが飛び込んできてな・・・。そのころは、ゴシップやら、訴訟沙汰やら、そんなんばっかりやったから、今度は、何やろって思ってたら・・・。 KNeko;でも、マイケルって、大スターやったけど、ゴシップの多さでも、ナンバー・ワンやったやん。光が強いだけに、影も深かったちゅうか・・・。やっぱり、そういう星、してはるんかなぁ。 あれっ、おとめ座? おばちゃん;そうなんや。実は、私も、最初は、エッと思ったんや。でもな、だんだん、あぁ、そうかもなと思うようになってきたわ。やっぱり、スターになる星してはるしな。 KNeko;スターになる星って、ぎゃははは。 おばちゃん;もう、あんたの変なつっこみはええんや。 第10室で金星と天王星がコンジャンクションになってるやろ。 KNeko;第10室? おばちゃん;彼なぁ、全般に星がホロスコープの左側に固まってるやろ。左側の星は、真ん中から見て、東側にあるってことでな、これから昇っていくんや。昇ってく星が多い人は、自分の力で主体的に人生を切り開いていくって言われてるんや。 そんでもって、第10室はその中で一番高い位置、社会的な到達点、天職を意味するんや。 その第10室で、娯楽や芸術を司る金星が、創造力満点の変革の星、天王星とくっついてるわけやん。しかも、場所はしし座と来てる。 KNeko;しし座?確か、王様の星座やね。 おばちゃん;だから、人から注目を浴びるのが好きやし、そのためにやったら、どんな努力も惜しまへんってとこもあるんや。エンターテイナーで、華やかでもあるし、プライドの高さやわがままさと憎めない魅力が同居するような星座やな。 しし座に金星を持ってる人は、なんとも言えん存在感のある人が多いで。押し出しの強い人とか、ぱっと眼を引く雰囲気の持ち主とかな。いわゆる、オーラが出てるってやつや。 金星と天王星のコンジャンクションは、娯楽の面での大変革という意味を持ってるけど、彼の音楽やダンスの独自性は、言うまでもないやろ。 こんなにスポットライトの似合う配置は、珍しいで。 KNeko;そっか。 おばちゃん;でも、絶対に、いけいけどんどんな人ではないんや。むしろ、正反対で、相当に慎重で、自分で納得いけへんもんは、絶対に世の中に出したくないってタイプやで。 まず、やっぱり、おとめ座生まれやってことや。自分のパフォーマンスをきっちり分析して、細かいとこまで、目配りしはるやろな。時に、潔癖症なぐらい、完璧主義かも。 しかも、そのおとめ座の太陽に、爆発的なエネルギーの星、冥王星がコンジャンクションになってるからな、もんのすごいパワフルでもあるやろ。自分の求める完璧なパフォーマンスのために、莫大なエネルギーを注げる人なんやで。 KNeko;う~ん。 おばちゃん;それから、さっきの金星にしたって、土星とトラインで、火星とスクエアやろ。 土星は知ってのとおり、時に重たいぐらい真面目な星やろ。そやから、自分のパフォーマンスのために、たゆまぬ努力を積み重ねられるって感じやな。土星は、実力者って意味もあるから、プロジューサーや目上の人からの引き立てを受けやすいってとこもあったかもな。人気が、単発的なものやのうて、継続的になりやすいってこともありかな。 一方の火星は、おうし座にあって、これがスクエアやからなぁ。おうし座は、安定を求める星座でもあるから、現状を打開して、新しいことを始めるのには、どこかに抵抗感を持ってるってわけや。変革を求めるしし座の金星&天王星に対して、これが待ったをかけてくるかっこやからな、新たなパフォーマンスを世に問うまでには、自分の中で、葛藤ちゅうか、これでええんやろか、まだまだとちゃうか、という問いかけがずいぶんあったんとちゃうやろか。 その上で、これなら、やってみようやないか、と思って初めて、輝くばかりの作品が生まれるってこっちゃろね。 KNeko;完璧主義やからこそ、あそこまでの作品を作れるんかなぁ。おばちゃんと話してると、意外に説教くさい結論になることが多いけど、華やかな舞台の裏にあるんは、汗と涙とそれを厭わないハートなんかなぁ。 うん、マイケルがスターになったわけはわかったような気がするけど、彼がスキャンダルまみれなんは、どうしてなん? おばちゃん;あんたは、なんで、また、そういうこと言うんや。 最初に言っとくけどな、星占いは、可能性を見るんや。星が、あんたは、○○いう能力が人より優れてますよって言っとるとするやろ。そこで、あんたが、○○という能力を伸ばすためにがんばったら、なかなかのもんになるやろ。でもな、特に何もせえへんかったら、人より劣ったりはせえへんかも知れへんけど、まぁ、並のまんまや。 逆に、あんたは、○○てとこが弱いですよって言ってたとしても、その落とし穴にはまらんような生き方をしてったら、どうってことないんや。 それにな、人の長所と欠点は、表裏一体やからな、災難に会いやすい星とか、そんなんが特にあるわけやないんやで。 KNeko;おばちゃん、わかった、わかった。 おばちゃん;そうか、わかってくれたか。そやけどな、正直なところ、マイケルさんの星には、しんどいとことか、そんなにあるわけやないんや。あえて言うなら、おとめ座の太陽とうお座の月がオポジションになってることぐらいかな。 KNeko;オポジション? おばちゃん;いや、オポジションやから悪いとかやないんやで。むしろ、これは大きな可能性を感じる配置でもあるんや。 太陽の方は、おとめ座で、バリバリの頭脳型や。いろんなことを理屈で整理していこうとしはるやろ。一方、月の方は、その対極の感覚・感情のうお座や。理屈では割り切れへんもんを感じ取って、心で反応しはるやろ。その両方を持ってはるってことは、より大きく物事をとらえて、表現できるってことでもあるで。 特に、芸術の面では、うお座の月の存在は大きいで。彼のダンスは、おとめ座らしく精密機械のようなとこ、あるけど、それだけで終われへんのは、豊かな感受性のうお座の月があるからかもな。 KNeko;なんか、ええことばっかりやないの。 おばちゃん;いや、問題点の方やけどな、おとめ座もうお座も、繊細な面を持つんや。うお座に、やさしくて傷つきやすいとこがあるってのは、わかりやすいやろ。おとめ座もまた、頭脳で細かいとこまで推し量ろうとするんやけど、それで説明のつかないことにはどうしたらええんかわからへんってとこがあってな、心配性でもあるんや。どちらも周りの反応に影響を受けやすいんや。誰が何と言おうと俺はオレというふうには、いかへんのや。やっぱり、2つともミュータブルの星なんやなぁ。 まぁ、それでもな、彼が普通の人、ちゅうか、並みのスターやったら、そんなにどうこういう話やなかったんとちゃうんかな。豊かなハートとクリアな頭脳の持ち主やけど、ちょーと気にしいのとこがあるで・・・ぐらいですんでると思うんや。 そやけど、大スターであれば、負の遺産も着いてくるちゅうんか、あることないこと書き立てられたり、バッシングを受けたりもあるやろ。誰が敵か味方かもわかれへんような状況とか。そういうのに対して、人一倍苦しみやすい配置やと思うで。彼に対する、好ましからざる圧力は並みのもんやなかったはずやからな。 一旦、マイナスの感情にとらわれてしもたら、頭脳もろとも、そっちへいってしもうて、そこからなかなか抜け出されへんってふうになりやすいんや。気軽に行動を起こせる星を持ってたら、自分から流れを変えることもできるんやけど、カーディナルの星も持ってはれへんしな。ずっと、暗闇の中をさまよってるような、自分でも自分がようわからんような感覚も感じてはったかもな。 KNeko;それと、完璧主義ゆえの苦しさとか・・・。 おばちゃん;あぁ、それも当たってるやろな。 対策の一つとして、10室の金星&天王星を活かすということで、芸能活動をどんな形であれ、続けることというのは有効なんや。そやけど、レコード会社との紛争やらで、自分の思うままに活動できなかったりしたことは、二重につらかったと思うで。 それからな、うお座の月は、他の人が気づかないような人のつらさや苦しみに共感できるって特質があってな、音楽を通じて、チャリティ活動するっていうのは、間違いなく、この星を最大限に活かす方向性の一つなんやけどな。 KNeko;「ウィ・アー・ザ・ワールド」とか? おばちゃん;そやな。運命の歯車がちょっと違ってたら、これからも、私らが見過ごしているような人の苦しみに目を向けて、歌い続けることのできた人やったんかも知れへんな。 あんまりにゴシップが多すぎて、何がほんまで、何がうそか、彼の実像については、ようわからへんのやけど、私には、彼は、身体も心もぎりぎりのとこで、自分の中にある最高のパフォーマンスを求めてて、逝ってしもうたような気がするんや。 最後は、ご冥福をお祈りしますとしか、言葉がないなぁ。 この方のウィキペディアのページ