あだち充 さん

1951年2月9日生まれ

KNeko;うわぁ、うお座集中なん!?

おばちゃん;そっか、そうとも言えるか。なるほどなぁ。

KNeko;何?おばちゃん、私に言われるまで、気がつかへんかったん?

おばちゃん;いや、うお座の星は、ごっつい特徴的やで。KNekoちゃんも、なかなかのもんやなぁ。

KNeko;へ、へ、へ。

おばちゃん;特に、月&金星がうお座って、とても繊細な感じやもんなぁ。12星座の一番最後の星座、うお座は、世の中の秩序からこぼれ落ちた物まで、すくい取ろうとするやさしさと、理屈で割り切れない複雑なとこのある星座や。
そこに、感情を司る月と、美や娯楽を司る金星があるってことは、とても感受性豊かで、芸術的センスを授かってはるってことや。しかも、そのセンスは、とてもやわらかくやさしい感じやで。

KNeko;少女漫画に近いような作風は、それがあってこそってこと?

おばちゃん;うん、そういうこっちゃなぁ。なんか今日は、KNekoちゃんに持っていかれぱなしやなぁ。あだちさんは、うお座の星がかなり強く働いてる上に、うお座のルーラーの夢の星、海王星が太陽にかなりタイトなトラインになってるやろ。とても芸術的センスに恵まれてて、ロマンティックな雰囲気や。

KNeko;うん、うん。

おばちゃん;でもな、すごいうお座に集中してるように見えても、太陽はみずがめ座なんやなぁ。うお座の要素も強いけど、根本にはしっかりみずがめ座の要素があるんやなぁ。

KNeko;みずがめ座って・・・えーと。

おばちゃん;知的で独創性豊かで、何物にも縛られへん自由な星座やなぁ。

KNeko;そやそや、そんでルーラーがあの奇想天外の星、天王星や!

おばちゃん;そういう自由なとこがあってこそ、あだちワールドなんとちゃうんかなぁ。汗・涙・根性って感じの野球漫画をラブコメ調で描いたわけやから。なんたって、野球漫画をギャグにしたんが、いしいひさいちなら、野球漫画をラブコメにしたんが、あだち充や!
最初は、「なんじゃ、この軟弱作品は!」って受け止める人も少なくなかったやろ。でも、そこで、大声で反論するでもなく、相手にこびるわけでもなく、こういうのもありやと思うって、自分らしくひょうひょうとやっていけるんは、みずがめ座の持ち味のような気がするんや。
もし、あだちさんの太陽が、みずがめ座やなかったら、従来とまったく違う野球漫画を描くって選択をすることなく、少女漫画に活動の場を完全に移すか、イラスト中心の仕事をしてはったかもな。

KNeko;う~ん、なるほど。

おばちゃん;あとな、ご本人は、意識してはらへんかったかも知らへんけど、いわゆる野球エリートちゅうか、子どもの頃から、親の意向やらなんやらで、ひたすら野球漬けで、上を目指すような高校野球に対する批判にもなってるようにも思うんや。10代なら、他にも思うこと、感じること、やってみたいことはいろいろあるはずやろってな。こういう鋭さも、みずがめ座っぽいように思うんや。

KNeko;そう言われてみたら、そうかもね。

おばちゃん;それと、そのみずがめ座の太陽に爆発的なパワーの星、冥王星がオポジションになってるやろ。これは、もんのすごいファイターの一面を持ってはるってことや。いざという時のパワーは並やないで。普段の印象は、うお座の星が目立つから、ソフトムードやろけど、絶対にそれだけの人やないはずや。
他の人の考え方にあれこれ口出ししたりはしはれへんけど、絶対譲れない一線っていうんがあって、そこに干渉されると、本気で怒りはるかもな。実は、なかなかに頑固やろな。

KNeko;そっか、そういう面がないと、自分の作風を貫くことってでけへんってことか・・・。

おばちゃん;あぁ、そうやと思うで。ソフトムードを好む芸術的センスだけやのうて、そのセンスを全面に出した少年漫画があってもええんちゃうかって思いをしっかり持てることも大事なんや。そういう点では、みずがめ座とうお座は、名コンビやなぁ。
それと、やぎ座の水星が土星とトラインになってるとこなんかも印象的やなぁ。あだちさん、構成を綿密に、ひとつひとつ作り上げていく力も授けられてる方なんやなぁ。
総じて見ると、少年漫画としては異例の作者と受け止められてた頃があったけど、むしろ正統派漫画家の星してはるんかも。発想に壁がなくて、ひょうひょうと自分らしさを貫ける星と卓越した美的感覚と綿密な構成力と・・・。

実は、この占いには続きがあるんや。ここまで読んでくれたあんたに、
入り口を教えるで。パスワードは、誕生日にちなんで「0209」やで。

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