聖杯9&聖杯5

タロットをしていて、時に、恋の流れのカードやなぁって感じる場合がある。

相談者さんは、20歳過ぎのとても魅力的な女性。相談内容は、やっぱり恋愛。彼女の位置に並んだカードは、自分の気持ちを抑えようとしているけど、それでも、とめることのできない、まっすぐな思いを伝えてきてた。

そして、迷い、悩みながらも、一途な思いを感じさせるのは、彼の位置のカードも同じ。

してはならないことの位置のカードは、彼を振り切って一人で自分の道を行くべきではないことと、因習や建前に縛られてはいけないことを明確に伝えてきた。

そして、アドバイスの位置のカードは、聖杯9と聖杯5。

聖杯9は、ウィッシュカードと呼ばれることもある幸せいっぱいのカード。とても、満たされていて、やさしく暖かい気持ちでいられること、そして、その気持ちがさらに周りの人を幸せにしてあげられるってカード。

聖杯5の方は、倒れてしまった3個の聖杯を肩を落として眺めている人のカード。通常は、損失を意味する。でも、今は、このカードの流れからして、単純に損失とかを意味するはずはない。

そやな、恋しとったら、辛い目にも悲しい目にも会うやろ。
聖杯5の人の姿は、恋するあんたの姿でもあるんや。切ない、つらい気持ちがこっちまで伝わってきそうや。
そやけどな、今、あんたがしてる恋は、ごっつい切ないけど、同時にあんたを心から幸せにしてくれる恋でもあるやろ。その人を思うだけで、心が暖かくなるような、な。
あんたのそういう気持ちは、間違いなく、彼を幸せにしてるはずや。

そやからな、今のあんたは、恋するつらさを恐れたら、あかんのや。苦しさも、また、恋の一部や。それを丸ごと引き受けても、なお、あんたは、彼のことが好きなはずやで。

苦しむことを恐れずに、彼との出会いをとことん大事にしたらええ。
出会わせてくれて、ありがとう・・・そう感じてるんとちゃうんかい。

じつは、ちーと、うらやましい。そういう恋愛もあるんやなぁ。

他のカードの話も読みたい方は、ここからどうぞ
聖杯金貨大アルカナ
タイトルとURLをコピーしました