藤山寛美 さん あの人は ☆彡 1929年6月15日生まれ KNeko;藤山寛美さんって、喜劇役者さんやよね。そんで、あの藤山直美さんのお父さんやよね。 おばちゃん;そやで。寛美さんのお芝居見にいったん、つい、昨日のことのようや。もう亡くなられて、何年になるんやかなぁ。 あの人情喜劇の世界は、独特やったなぁ。 KNeko;えーと、そんで星の方は・・・。 ふたご座生まれで、そのルーラーの水星もふたご座、でもって、月はてんびん座、かなり風のエレメントが強いんや・・・おっと、日付が変わってすぐに生まれてはったら、おとめ座の月もありか・・・でも、ここは、おまけしといてよ。几帳面で、周りの人の気分を害してないかとか、いつも気を配ってるようなおとめ座の月は、なんや、寛美さんには、似合わへんような気もするし。 おばちゃん;まぁ、月のことは、ともあれ、ふたご座生まれで水星もふたご座ってことは、風のエレメントちゅうか、ふたご座の特徴は色濃く出てくるやろな。 KNeko;頭の回転の抜群にええ人やったんやろな。やっぱり、喜劇をする人は、頭ようなかったら、あかんちゅうのは、ほんまなんや。あほを演じるには、ほんまのあほじゃでけへんってこっちゃ。 おばちゃん;ははは。確かに、ふたご座の効いてる人は、好奇心旺盛で、いろんな情報に対して、アンテナをはってるようなタイプ多いなぁ。 KNeko;それに、ふたご座は、おしゃべり上手な星座でもあるやん。役者さんは、大舞台での台詞まわしが命やから、そういう点でも、ぴったりな気がするわ。 おばちゃん;あぁ、寛美さんの長台詞、恋しいなぁ。間の取り方が絶品で、ぐっとくるもんがあってな、客席から、どっと拍手が来るんや。 あのへんの堂々とした感じは、ふたご座+しし座の火星ってとこもありかもな。火星は行動とかも司るんやけど、しし座の火星は、正攻法で、物事と向かい合おうとする感じやからな。 あぁ、それから、しし座に火星があると、同じ釜の飯を食った仲間ちゅうか、目下のもんの面倒を見るん好きな人多いんや。やっぱ、王様の星座やからな。自分を頼ってくるもんには、とことん、やさしいちゅうかな。寛美さん、後輩ぎょうさん引き連れて、よう遊びはった人やしな。 KNeko;あぁ、ずいぶん派手に遊びはったんやって。「チップや」ちゅうて、車一台、ど~んとプレゼントしたりとか。女遊びの方も、相当やったって。でっ、ものすごぎょうさん借金作ってしもたって。 それって、この星からしたら、ありそうな話なん? おばちゃん;おいおい、えらいこと聞くなぁ。まぁ、ふたご座+しし座の組合せちゅうんは、ちょいと、のせられやすく、おっちょこちょいなもんは感じるなぁ。 ふたご座は、プレイボーイ、プレイガールの星座やって言われることもあって、好奇心旺盛でフットワークの軽いとこが、異性関係でも、強く出てくることあるわな。なんちゅうか、ええ女やなぁと思ったら、声掛けて、仲ようなるんがうまいちゅうか、自分にステディな彼女がおろうと、自分や相手が結婚してても、そのへんのことは、あんまり気にせえへんちゅうか。 そやけど、泥沼の恋愛のんとは、また、ちゃうんや。どこか、軽やかでスマートなんや。そやから、泥沼にはまり込むことは、めったにのうて、そこもフットワークでするりっとどっか行ってしまうちゅうイメージや。まぁ、きれいに遊ぶってふうやなぁ。 KNeko;やっぱり、遊び人やん。 おばちゃん;そや、遊び人なんや。そんで、遊び人ちゅうのは、限度をよう知ってるってことや。ややおだてに弱うて、はめを外してしまうとこがあったとしてもな。 KNekoちゃんが、最初に言ったとおり、寛美さん、ものすごクレバーな星の持ち主さんやろ。おまけにふたご座の太陽に対し、責任感の固まりのくそ真面目な星、土星がオポジションや。こんな配置を持つ人が、遊びにおばれるってのは、まず、考えられへんで。 KNeko;そやけど、うわさに聞く寛美さんの遊び方は、それこそ、遊びにおぼれてるんちゃうのん。 おばちゃん;私は、どうも、寛美さんの住んでた世界のせいやと思うんや。 KNeko;うん? おばちゃん;いやな、芸人さんにとって、遊びは芸のこやしやって、古くからの考えがあるやろ。限度超えて遊んでしもて、ぎょうさん借金を背負ってまうことは、芸人さんにとって、不名誉なこととちゃうんや。むしろ、そういう非日常的な常識はずれなとこが、花形芸人さんに、さらに花を添えるようなとこがあって、見る側の心を惹きつけるって、そんな文化があるんや。 KNeko;う~ん、そしたら、計算づくで莫大な借金作るんかぁ。 おばちゃん;そ、そう言われたらどない言ったらええんや!まっ、計算づくって冷たい感じやないんや。喜劇俳優、しかも花形の役者さんであることに、徹してはって、借金まみれになったって感じやなぁ。 KNeko;・・・。 おばちゃん;うん?納得いかんか? それから、この土星、なかなかの存在感やで。他の9個の星は、半球の反対側にあって、しかも、そのどまんなかの太陽と真正面から向かい合うかっこやで。もとから、土星は、重たくって厳格な星やけど、その厳しさをまともに受けてるってこっちゃ。 自分に厳しすぎるぐらい厳しいとこ、持ってて、特に、若い頃はそのへんで苦しむことも多いんやけど、折り合いを上手くつければ、年齢が進むにつれて、自ら築き上げたもんで、とんでもない大発展を遂げることも多いんや。厳しく、重たく、本格派やからこそ、実りも大きいんやなぁ。 こんな星の持ち主さんなら、どんなに派手に遊んでても、役者であるってことについては、ものすご真面目なはずやで。それが、外の世界の人から見たら、真面目とは正反対のもんに映るとしても、な。 KNeko;そうなんかなぁ。 おばちゃん;それから、この星な、舞台を下りて、取り巻きもいなく、一人になった時、どんな素顔してはるか、ちょっと検討もつかへんってことあるんや。 一つは、この土星な。人のウケを考えんでええ時、厳しさが全面に出てくるかもな。そして、もう一つ、おうし座の金星な。どんな外面をしてても、一人になって、自分のペースでゆっくりゆったりするんが不可欠で、一人の世界を持ってる人が多いんや。しかも、ノーアスペクトやから、この金星、見えへんとこで、相当影響力あるかもなぁ。 KNeko;へ~。 おばちゃん;そやなぁ、ほんまにすごい喜劇役者さんって、むちゃくちゃ明るうて、おもろいはずやのに、どこか悲しい、どんなにおちゃらけても、どこか生きることに直結したうら悲しい部分を感じさせるとこ、あると思うんや。そんでな、それって、寛美さんの一筋縄ではいかへん、この星に、よう似合ってはるような気がするんや。 この方のウィキペディアのページ