1962年７月７日生まれ
KNeko；ナンシー関さんかぁ･･･消しゴムはんこ、懐かしいわ。
おばちゃん；そうそ、似顔絵を書く人はぎょうさんいてはるけど、はんこで作った彼女の作品を超える人は、今でも、なかなかおらへんで。
KNeko；ちょう、何、この星!?
おばちゃん；うん？
KNeko；いや、だって、ほんまにナンシー関さんらしいちゅうか、才能がきらきら輝いてるちゅうか。
のっけから、見事なカイ･･･、グランドトラインやし。
おばちゃん；ははは、カイトって言いかかったやろ。そやけど、月やから位置確定せえへんもんな。冥王星やと太陽とセクスタイルちゅうにはちょい誤差あるしな。まぁ、おまけでカイトって言ってもええけど。
ただ、それ以前に、ほんまきれいな水のグランドトラインやで。あの漫画家の武内直子さんのグランドトラインを思い出すわ。
KNeko；かに座の太陽に木星と海王星って、水のエレメントの持つ、感情、感覚の豊かさを、さらに深めてくれる組合せやもんなぁ。
とびっきりの優しさを持ったかに座に、ほんわかとそれをふくらますような木星と、とびっきりの美しさを持った海王星が加わって、大きく深い心の世界を感じさせるわ。同時に、芸術的な香りもして。
おばちゃん；まぁ、さっきはいちゃもん付けたけど、正午でこの位置やから、何らかの形で、月もこのトラインとアスペクト持ってるやろ。まぁ、木星とオポジションの可能性大で、かに座の太陽か、海王星が調停の位置に来てるやろ。これも、また、豊かなハートを感じさせる位置やで。
ねっこがおとめ座の月で、ハートフルちゅうより知性の星座やから、どことなく堅くてシャイな雰囲気はあるけどな。
KNeko；そっか、そんで、午前中に生まれてはったら、月と冥王星のコンジャンクションが強まって･･･。その分、太陽との関係は弱くなるけど、深い感情ってことはあるし、海王星との結びつきも強まるか･･･。
ほんまに、みごとに水のエレメントの特徴が出てると思うわ。
そやけどな、おばちゃん、こんだけみごとに、水・水・水やのに、他にも全然質の違うきらめきを感じさせる星をもってはるとこが、ナンシー関さんの配置のすごさのように思うんやわ。
おばちゃん；ほうほう。
KNeko；たとえば、ふたご座に知性の星、水星が来てるとこ、な。これって、頭の回転が抜群にいいって言われる配置やん。なんか、彼女の鋭さを感じさせるんやわ。しかも、誤差がかなり小さめでしし座の金星とセクスタイルやん。
おばちゃん；うん。
KNeko；しし座の金星って、ぱっとめだつ独特の存在感があるやんか。それが、ふたご座の頭のよさといっしょになったら、明るく楽しく、そやけど堂々と、時には正面からつっこんでみたりって感じ。その人がしゃべると、みんなが引き込まれていくってこともあるし。
おばちゃん；なるほど、確かになぁ。金星のすぐとなりには、奇想天外の星、天王星が来てるしな。
KNeko；そうそう、これまた、独自の着眼点が光る感じ。他の人と違ってるからこそ、唯一のものとして、堂々とそこにいるって感じ。
そんで、さらに、おうし座の火星とスクエアになってるとこ、面白いと思うんや。誤差もほとんどないし、な。
おばちゃん；なるほどな。
KNeko；うん、おうし座の火星は、石の上にも３年ってふうに、ひとつのことにみっちりと取り組む位置やろ。そこに、奇想天外の星、天王星が力の力が加わったらどないなるか、ちゅうと。しかも、スクエアやから、ば～と激しく、ちょいととんがった感じで、独創性のかたまりみたいな力がかかるわけやんか。
おばちゃん；わが道を行くってやつか。
KNeko；そうそう、それそれ。
よう見たら、天王星とアスペクトを持ってるしし座の金星もおうし座の火星もフィックスドなんやね。天王星とフィックスドの結びつきは、ほんまわが道を行くやで。
周りとまるで違ったもんでも、動じず、自分ならではのもんで、どんと勝負に行くって感じ。こういう独創性は、重量級のかっこよさがあるで。
おばちゃん；ははは。
KNeko；そやけど、こんだけ豊かな星を持ってたのに、あんなに早く逝ってしまいはるなんてなぁ。
おばちゃん；そやなぁ、私は、ただただ残念やわ。
今でも、時々、彼女が生きてはったら、どんなこと書きはったやろ、言いはったやろって、ふと思うことあるで。