ヒュー・ロフティング さん

1886年1月14日生まれ

KNeko;おばちゃん、ヒュー・ロフティングさんって、誰?

おばちゃん;へへへ、今日は、私の初恋の人を占おうと思ってな。

KNeko;初恋の人!?

おばちゃん;あのドリトル先生シリーズを書いた方やよ。

KNeko;そやけど、この星、三角がいろいろ。

おばちゃん;あんた、ようわかるなぁ。ほんま、三角がいろいろやで。ほな、やっぱり、一番目立つ、太陽を含んだ、グランドトラインから行こうか。
やぎ座の太陽とおとめ座の火星、そんでもって、海王星やな。ちょいと誤差はあるけど、冥王星を入れても、グランドトラインや。

KNeko;そっか、土のエレメントのグランドトラインなんや。確か、現実的で真面目な感じ。

おばちゃん;そやな。実務能力の高さでは、やぎ座はピカ一や。そんで、おとめ座の火星は、細かいとこまで目配りして、きっちり仕事をこなすって感じや。この二つが、ほとんど誤差なしで結びついてるんやから、真面目で堅実な働き者ってふうやな。
でっ、そこに、海王星がからんでくるんやなぁ。

KNeko;海王星って、夢、幻、空想力の星?

おばちゃん;そのとおりや。そやから、真面目ではあるけど、四角四面になってもうたり、理屈に合わないことを切り捨てたりは、しはれへん。動物の言葉がわかるお医者さんなんて思いつきはったんは、この海王星の仕業なんかもな。長編の作品を書き上げるちゅう忍耐のいる現実的な作業を通じて、空想力いっぱいの発想を形にするちゅうんは、この星の共同作業の成果なんやろか。
そやけど、ファンタジーとか、美しいものという点では、うお座の金星とおうし座の月も見逃されへんで。

KNeko;そんで、その二つがセクスタイルでつながってる!?

おばちゃん;まぁ、出生時間がはっきりせえへんかったから、時間帯によってはって但し書きはつくけどな。でもな、やぎ座の水星、かに座の土星も入れて、ほぼ60度ずつで、アスペクト組んでるんやで。そやから、一個おいてトラインにもなってるわけや。ついでに、水星と土星はオポジションや。

KNeko;え~と、台形で、三角形で、そんでもって・・・。

おばちゃん;まぁ、ここも、星がスクラム組んで働いてるって思ってええやろな。
そやけどな、うお座の金星って、ごっつい美しい印象やで。うお座って、ロマンティックで芸術的な星座って言われるけど、そこに美や楽しみごとを司る金星があるってことは、卓越した美的感覚を授かってるってことやで。しかも、その美は幻想的で繊細な感じや。
それと、おうし座の月も、心地よい感覚や、ゆったりとした居心地のいい場所が大好きで、情緒的やけど、落ち着いた感じやなぁ。

KNeko;ふ~ん。

おばちゃん;この二つの星と、木星&天王星で、ヨッドになってる可能性が高いちゅうのんも面白いとこや。
木星は、物事を拡張させる星やし、天王星は、ご存知のとおり、既成概念を越えたところにある独創性満点の星やろ。そやから、ファンタジックで美しい感覚に、独自の発想が加わって、大きく、大きく広がっていくってイメージやなぁ。

KNeko;あれっ、水星と土星の方は?

おばちゃん;こっちは、ものすご真面目な感じや。なんせ、知性の星、水星が、真面目なことでは、12星座中1、2位を争うやぎ座に入ってて、厳格で責任感の固まりのような土星の影響を正面から受けてるからな。
おっと、ちょい誤差はあるけど、このオポジションと併せて直角二等辺三角形を作るとこに、さっきの木星&天王星がくるんや。そうすると、優等生って感じの頭の切れ方しはるけど、どこかにほんわりしたユーモラスな発想が隠れてるってふうかなぁ。

KNeko;物語の作り手には、発想が大事やもんな。

おばちゃん;でな、また別の三角形な。水星、土星のオポジションを割って入るような感じで、さっき言ってた、金星&月が、セクスタイル、トラインの位置に来てるやろ。ここでも、また、実際的で真面目な星と、ファンタジックな美しい星の組合せなんや。
ロフティングさんの最大の特徴は、ほとんど、この2種類の星から出来てるってことなんかもなぁ。

KNeko;2種類の星?

おばちゃん;エレメントで見たら、わかりやすいかなぁ。ロフティングさん、火星までの星のうち、4つが土のエレメントなんや。特に、やぎ座生まれの上に、水星もやぎ座、それが土星とオポジションってことで、もんのすごく真面目で現実的、努力家って感じや。ちょいと意地悪な言い方したら、これだけやったら、石部金吉ってふうな。
でもな、海王星の影響が大きいし、金星は水のエレメントのうお座で、想像力も豊かで、ファンタジックな夢を見るのが好きって面も持ってはるんやなぁ。
ついでに言うとくと、火や風のエレメントには、ほとんど縁のない人なんや。

KNeko;へ~、なるほど。

おばちゃん;一見、くそ真面目に見えて、実は・・・って人やったんかもな。彼が、動物の言葉を話すお医者さんの冒険物語を書いてるってわかった時、びっくりした人も結構いたりして。
三つ揃いのスーツとシルクハット、手にはステッキを持った昔ながらの英国紳士ふう。そんでもって、3時には必ずお茶や。そやけど、心の中に、ひっそりと夢物語が住んでるって、ロフティングさん、もう一人のドリトル先生やったんかもな。

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